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EBウイルス感染症

EBウイルスは非常にありふれたウイルスで、ほぼすべての健常成人
(95%以上)の中にいる。あなたの中にも私の中にも。
でも宿主(感染した本人)の免疫力が異常でない(健常である)限り
特にEBウイルスは悪さをするでもなく終生平穏無事に過ごすことができる。

通常、幼少時期にEBウイルスに不顕性感染(症状のない感染)を起こす。
生後2歳までに約80%以上が感染しているとされている。
幼少児期にはまだ宿主の免疫能も完全ではなく、EBウイルスに対する
免疫反応も弱いためかえって軽症(不顕性感染)で済む場合が多い。

一方、思春期以降でEBウイルスに初感染すると発熱、リンパ節腫脹、肝脾腫を
ともなった「伝染性単核症」を発症する。

Tonsil_LN

写真左は腫大した扁桃とそれを覆う白苔
右は頸部リンパ節の腫脹

幼小児とは異なり、十分な免疫能
があるためEBウイルスに対する免疫反応が十分以上に起こってしまう結果
宿主もダメージを負うこととなってします。教科書的には
「一般に一過性良性の経過を取り回復する。」と記載されているが、
患者さんの状態をみる限り、決して楽な状態ではない。

ちなみに、欧米では思春期以降、唾液を介する感染ということから
伝染性単核球症は別名、kissing diseaseとも呼ばれている。

最後に、うちのボスがkissing diseaseの話をするときにスライドに挿入する
kiss

ロダンの「接吻」
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